上げても下げても儲かる?株価の値動きで一喜一憂しない安全投資とは
投資を始めると、気になるのは株価の値動きだと思います。株価が上がれば含み益で喜び、下がれば含み損で悲しむ。毎日、Yahooファイナンスの株価から目が離せなくなる。。。
投資初心者は誰でも経験する事だと思います。もしかしたら、初心者だけでなく投資をやっていたら誰でもそうかもしれません。ただ、“含み”益or損で一喜一憂していても、意味はありません。なぜなら、実現してないから。
それでも、株価チェックはしてしまう。何を隠そう、私も頻繁にチェックしてしまいます。。。
でも、ある事を知ってから、一喜一憂はしなくなりました。また、そのおかげで、毎日株価に不安を抱えての生活からも解き放たれました。
その秘訣は、サイクルを知ることです。
本記事では、中長期の投資をする際に、心の平安を保つためのサイクル理論をご説明します。
株価にはトレンドとサイクルがある
株価の分析にはファンダメンタル分析とテクニカル分析がありますが、テクニカル分析で一番重要になるのは、トレンドです。まずは市場が上げているのか、下げているのかというトレンドを掴み、投資戦略を組み立てて行きます。
トレンドとは、一般的な言葉になってしまっていますが、投資の世界では100年以上前に、ダウという投資家が規定したダウ理論で定義があります。
ダウ理論のトレンドの定義
- 直近の高値が、その前の高値を越せば上げトレンド
- 直近の安値が、その前の安値を下回れば下げトレンド
- どちらでも無ければ、トレンドがない
厳密には6つの原則があり、そこでトレンドが定義されてますが、トレンドについて知るのであれば、これで十分です。
ここで重要なのは、株価には高値と安値があるという事です。そして、この高値から高値、もしくは、安値から安値をサイクルと呼ばれます。
面白いのは、このサイクルには一定期間での周期性があるという事です。(というか、そもそもサイクル自体が周期という意味です)
代表的なサイクルだと、
- 1週間
- 2週間
- 1ヶ月
- 1年
- 3~5年
- 8~10年
- 60~70年
と言った具合の周期があります。
もっと細かなサイクルもありますし、大きなサイクルもありますが、素人の投資家が扱うには、この程度を知っていれば十分です。
この中で中長期投資に使いやすいのが、3~5年と8~10年のサイクルです。
投資家がサイクルを理解するメリット
なぜ、3~5年と8~10年のサイクルが使いやすいのか?それは、素人の投資家が今後を予測するのに使いやすいからです。
例えば、8~10年サイクルだと、
- 1989年:バブル崩壊
- 2001年:テックバブル崩壊
- 2008年:リーマンショック
といった、大きな株価の動きをある程度予測できるようになります。
それから考えると、2019年、2020年あたりにも何かありそうですね、、、そのせいか、日本はレンジ相場という上げるか下げるか悩んでいる相場です。ここで下げればバブル崩壊となりますし、上げ始めれば次のサイクルの開始です。
では、どうやって使うのか?というと、心の準備をしておくために使います。決して、相場を当てるためにサイクルを使っていはいけません。
つまり、市場はあげるときもあるし、下げるときもある。今、上がっていても、数年内に一度は下げる。逆もしかり。下がっても上がります。
これを知っているだけで、下がったときも慌てずにすみますし、上がっていてもぬか喜びしなくて済みます。ぬか喜びすると、しっぺ返しくるので。
上がっても儲かる。下がっても儲かる仕組みとは
皆さん、感覚的にはバブルの後は株価は戻ってくる事を知っていると思います。だから、今が買い場だと思って、仕込みを行う人もいます。
ただ、いつ戻ってくるのかを知らない人が多く、バブルのような10年のサイクルの話をしているのに、数ヶ月で株価が戻らないからと手放してしまう。勿体無いです。持っていれば、いつか(概ね5年以内、遅くても10年以内)には次のサイクルであがります。
このサイクルがある市場と相性が良いのがドルコスト平均法です。
上げている時は購入数をへらし(単価が上がるので変える口数が減る)、下げている時は購入数を増やす(逆に、単価が安いので沢山買えます)。シンプルですが、サイクルとの相性がとても良いです。
この投資を、日経平均やダウ平均などの市場全体に投資する方法でやれば、上げている時は当然儲かってますし、下げているときも次のサイクルへの仕込みとなり儲かる(厳密には購買単価を下げる)ことになります。
時間があれば儲かる全世界投資の解説はこちら
<<最強の投資は>>
私の投資の師匠の浅田さんのサイトはこちら
<<結局、インデックス投資>
中長期投資は、やるかやらないかで大きな差が出ますが、
やはり成果が見えてくるまで期間が長いので、その間の誘惑・不安が大きくなります。
サイクルを知って、その不安を少しでも取り除いて貰えれば。
では
コメントを残す